送迎バスワンポイントアドバイス
車種選定における留意点(その1)
アイドリング時におけるエンジン音の静かなバスの導入
発着場所の環境(郊外、住宅地、オフィス街、工場敷地内など)にもよるが送迎バスの性格上(車内空調のため)、停車時でもエンジンをかけている時間が多いので周囲に対する配慮が必要になってくる。 特に住宅地における場合(郊外型マンションのシャトルバス運行、住宅地にある幼稚園、自動車教習所などの送迎バスなど)。
バスはすべてディ−ゼルエンジンのためエンジン音は高め。但し6気筒エンジンの場合アイドリング音は若干低くなる。

6気筒エンジン搭載車 : トヨタコースター 、日産シビリアン
            (但し一部に4気筒エンジン搭載車あり)
4気筒エンジン搭載車 : 日野リエッセ、三菱ローザ

車種選定における留意点(その2)

乗降用ドアのタイプ
@グライドタイプ(観光バスのようにボディの外に開くタイプ)
A折戸式タイプ(路線バスのようにドアが縦に二つに折れて内側に
          開くタイプ)
            
グライドタイプ 折戸式タイプ
長所 乗降口が広い 開閉が素早くできる。
ドアが内側に開く為、道
路の左側いっぱいに寄
せて停車、乗降が出来る
短所 開閉に若干時間がかかる。
坂道では開閉に難あり
(急坂では開閉出来ない時があ
りエンジン停止時はバッテリーに
負担がかかる)
乗降口が狭い
扉の気密性に難
用途から分類すると、
観光 : グライドタイプ  
送迎 : 折戸式タイプ

車種選定における留意点(その3)

乗降用ドアの位置(フロントドア)
観光バスのように前にドアがあるタイプ。 床がフラットになるため足の不自由な人でも乗り降りが楽。車両価格が高めなのが難点。
(該当車種 : 日野リエッセ、)

乗降用ドアの位置(センタードア)
通常のマイクロバスのタイプ。エンジンがフロントにあるため、扉より前は床にかなり段差がある。
用途的には通常の送迎では、センタードアタイプ、重要なお客様の送迎(ドライバーが降りて出迎え)ではフロントドアタイプが最適といえる。